半導体メーカーの米インテルは、35億ドル(約3825億円)を投じてニューメキシコ州にある工場の機能を高める計画を明らかにした。同社は半導体製造の再活性化を進めている。
米国にはニューメキシコ、オレゴン、アリゾナの3州にインテルの生産拠点がある。3日の発表によれば、ニューメキシコ州の工場では半導体のパッケージ技術を支えるための投資が行われる。これにより同工場では新たに700人が雇用されるという。
ロイター通信が4日、事情に詳しい関係者3人の話として報じたところによれば、半導体ファウンドリー(受託生産)で世界一の台湾積体電路製造(TSMC)はアリゾナ州で現在建設を計画している工場1カ所に加えて、最大5カ所を追加で建設する計画だ。
工場拡大は米国政府からの要請に応じたものだと、関係者の1人が語った。
原題:TSMC Eyeing Expansion of Planned Arizona Plant: Reuters(抜粋)