米国で宮崎駿監督展 アカデミー映画博物館、30日開館
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米映画文化と産業の拠点を目指しロサンゼルスに30日オープンする「アカデミー映画博物館」が21日、報道関係者に公開された。開館記念として催される宮崎駿監督展は、映像やデザイン原画などの展示を通じ「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など人気作品の魅力を深く掘り下げる内容となっている。
公開イベントに出席した俳優のトム・ハンクスさんは「(博物館の建設について)20年にわたり話し合ってきたが、夢見てきたものを10倍上回る出来となった。素晴らしい建物であり、驚くべき空間だ」と強調した。著名建築家レンゾ・ピアノ氏が手掛けた博物館は地下を含め7階から成り、ガラス張りのテラスや2つの映画館を備える。映画に関する幅広い資料を展示するほか、米映画界最大の祭典、アカデミー賞の授賞式を疑似体験できるアトラクションもある。
宮崎監督の回顧展は北米で初めて。同監督は「千と千尋の神隠し」で2003年にアカデミー賞長編アニメ賞を獲得、14年にはアカデミー名誉賞を受賞している。(共同)