FDA(米食品医薬品局)は7日、バイオ医薬品大手モデルナ<MRNA>製新型コロナウイルスワクチンの18歳以上を対象としたブースター(3回目)接種について、2回目の接種からの経過期間を5カ月と、1カ月短縮すると明らかにした。

FDAは医薬品大手ファイザー<PFE>製ワクチンについても、12歳以上を対象としたブースター接種の経過期間を6カ月から5カ月に短縮している。

経過期間の短縮は、英国の保健安全保障庁(UKHSA)が21年12月中旬に公表したオミクロン株に関する調査結果に基づいている。それによると、ワクチンの2回接種はオミクロン株による重症化リスクを低下させる効果はあるものの、感染予防効果は十分ではなく、3回接種により、最大75%の感染予防効果が得られるとしている。

FDAのワクチン安全性担当者は、「期間を短縮することで、免疫力の低下を抑えることができる」とした。

他方、モデルナのステファン・バンセルCEO(最高経営責任者)は6日、ブースターの有効性も時間の経過とともに低下する可能性があるとし、4回目の追加接種が必要になるとの見方を示している。

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